台湾人と一緒に働く|日本と台湾の仕事観の違いや特徴を紹介

台湾生活エピソード

この記事では台湾で働く時の日本との違いや台湾人の仕事に対する考え方や特徴などを紹介します。

はじめに

台湾は言わずと知れた大の親日国です。

日本からの距離も近いし近年では日本も台湾もお互いに好感を持っている国だと思います。

しかし、どんなに近くてもどんなに親日でもそこは外国です。

全く違う文化や価値観、商習慣などありますのでそこをしっかりと理解し、受け入れないと海外生活や外国人と一緒に働くという事はとても難しい事だと思います。

国境を越えたコミュニケーションには言葉の壁や文化の違いは必ずあります。

「日本人の考え方はこうだから」

と無理に押し付けたりしてしまうと人間関係がうまくいかなくなります。

双方とも良いところと悪いところがありますのでうまく融合していく方法を見つけましょう。

ここでは私が台湾でビジネスを始めて10数年の経験で感じた事をお伝えします。

基本的に真面目

日本人はよく真面目だと言われますが、台湾人も真面目な人が多い印象です。

もちろん性格的な部分もあるため一概には言えませんが、「仕事に対する姿勢」という所は台湾人も真面目な人が多いのではないでしょうか。

日本人と台湾人の真面目の違いを言うならば、

日本人は「几帳面で真面目」です。

台湾人は「決められたルールに真面目に従う」 というような感覚でしょう。

曖昧はダメ、しっかりとルールを作る

台湾人に対して「それくらいわかるでしょ」「それくらい気を利かせてよ」

という思いはダメです。

しかし規則は守るという意識は強いです。

ルールを決めて細かく仕事を共有

台湾人はルールに対しては真面目なのでしっかりとルールを決めて、

何が重要なのかを細かく共有しておくと仕事がうまく進むでしょう。

日本人はまず考えてから走る、台湾人は走りながら考える

ビジネスや新規事業など新しい事を始めるにあたって、日本ではまず色々な事を考えてから動くと思います。

そのビジネスを始めるとどんなメリットがあってどんな効果があって課題はどんなことがあって、それをどう解決、未然に防ぐなど徹底的に議論しますが、

台湾はある程度想定できたならばまずはやってみよう。という感じです。

トラブルはあって当たり前その都度対処しよう

このことが起因しているかもしれませんが、

台湾人は先の問題やトラブルを想像する事が苦手です。

「そんな失敗最初からわかるだろ」

「どうして未然に防げないの?」

という事でも想像するのが苦手です。

問題があったらその時対処しようと開き直りのような思い切りを持って、

トライ&エラーの繰り返しで失敗も経験のうちと考えましょう。

繰り返し小さな失敗を経験させる

石ころにつまずいて転んで擦り傷を負わないとその失敗には気が付きません。

小さな擦り傷を負わせて失敗を経験させましょう。

しかし大きな失敗になりそうな時は意地でも止めなければなりません。

他人に優しいが自分にも優しい

台湾人は思いやりのある人達だと思います。

近い人間関係の人達には特にそういう傾向があります。

しかし、自分にもとても優しいです。

同僚の失敗を追及しない

先に述べたように失敗は多々ありますが、みんなその失敗を追及しようとしません。

トラブルなどはその都度対応で、自分の失敗は自分で対処するという意識は高いです。

もちろん自分一人では対応できない時は上司や同僚にも助けを求めますが、

その際も皆嫌な顔をせず一緒に手伝ってくれます。

時間に寛容

時間に寛容という書き方をしましたが、

要は時間にルーズです。

待ち合わせの時間には間に合わない事もよくあります。

自分がルーズなので人にも寛容です。

朝食を職場で食べる

朝ご飯は家で食べてから出勤するという意識はないです。

出勤前に買ってきてオフィスで食べるというのは普通です。

私も最初は驚きましたが、今では毎日皆に頼んでいろいろな朝食を楽しんでいます。

プライドが高いのではなくメンツを重要とする

台湾を含む中華圏ではメンツを大事にする考え方があります。

友人や知人の前で「メンツを潰される」という事はとても嫌います。

仕事においても「人前で叱る、馬鹿にする」などには特に配慮しなければなりません。

例え絶対的な上下関係があったとしても上司が部下のメンツを潰す行為はしません。

人前で怒鳴って叱ってはいけない

人前で怒鳴ったり、叱ったり、間違いを指摘するなどは見せしめや教訓にはならず、

本人以外にも周りの人も嫌な感情を受け取りますので、

そういった場合は個別に注意するように配慮しましょう。

成果主義

これは日本以外の海外ではよく見られますが、

途中のプロセスよりも結果を重視するといった考え方です。

日本ではその結果をだした過程でどんな問題があったのか、

それをどう解決したのかなど内容を重視し今後もそれでいいのかなども精査していきますが、

台湾ではどちらかというと今回しっかりと結果がでているならそれでいいじゃないか。

という考え方が多い印象です。

したがって毎回の結果にたいして評価を求めてきたりもします。

プロセスと結果の何が重要かを明確にする

一緒に仕事をする上でプロセスと結果をどのように考えるのか、

この部分はしっかりと明確にしておきましょう。

何が重要なのか「これくらいはわかってくれてるだろう」はいけません。

自分の思いははっきりと伝えましょう。

報告、連絡、相談はこまめにしない

日本では業務でよく聞く

「報告、連絡、相談、(ホウ、レン、ソウ)」

これは台湾ではあまり聞きません。

日常業務の中で何かトラブルがあったとしてもそれが解決出来たならばわざわざ報告はしません。

また一つ仕事を任されたときなども途中経過や相談はあまりないです。

先に述べた成果主義に起因しているかもしれませんが、

途中経過で何がどうなったのかなどの報告はなく完結した後にこうなりましたと報告があるくらいです。

経過報告が欲しい時はそのことも伝える

これでいいという人は特に問題ないですが、

プロセスを重視する人は報告を待っている時は待っている方もストレスがあります。

自分だけが不安に思わずにこまめに報告を求めましょう。

また、どこまで進んだら途中経過の報告をするようにも伝えて、そのタイミングを共有しましょう。

失敗をしても謝らない

台湾人は何か失敗しても謝るという事は少ないかもしれません。

日本人から見ると失敗をしてしまったら、

「すみません、次はこうして気を付けます。」

という言葉があれば

「わかった。次は気を付けよう。」

と終わらせたい事でもそのすみませんという言葉はありません。

これは人に対して寛容という所と重なりますが、台湾人同士でも同僚の失敗を指摘する事はあまりありません。

要は自分も言わないし人にも求めないという所でしょうか。

「すみません」の単語は望まない

しかし業務上失敗はしっかりと理解して対策をしてもらわないといけないので一度注意して、

「わかりました。」「了解しました。」

という言葉がありましたら、

そこにはすみませんでしたという意味も含まれていますのでそこで終わりにしましょう。

それ以上指摘や追及をしてしまうと人間関係に影響が出てきます。

自分の業務と業務以外をはっきりさせる

これは台湾社会の文化だと思いますが、

自分の仕事の範囲とそうでない物との範囲をはっきりと分けます。

自分の仕事以外の事はけっして進んでしません。

例え隣にいる同僚が忙しくしていても自分の仕事が終わってしまったら手伝おうという感覚はありません。

またその人も手伝ってもらおうという感覚もありません。

別の仕事を頼むと「それは私の仕事ですか?」とはっきりと言います。

中小企業では業務の範囲が曖昧な所も多々あると思いますが、

日本人と台湾人ではその境界線が大きく違うという事を理解していなければなりません。

業務の線引きが難しい時はあらかじめ全て業務に含む事を伝えましょう

業務の線引きがはっきりと出来ない会社は

「会社の業務すべてが範囲です。」と

あらかじめ伝えておくと後々のトラブルは避けられます。

また自分が忙しく手伝って欲しいと思った時は手伝うのは当たり前という意識ではなく、

自分の仕事を手伝って欲しいと伝えてみて下さい。

ほとんどの場合は嫌な顔をせずに手伝ってくれます。

その際は感謝の気持ちを言葉で伝えて下さい。

そうすればいい関係が築けます。

転職率はとても高い

台湾は離職率がとても高いです。

日本のように新卒採用、中途採用という文化はなく、通年人材募集をしています。

愛社精神はだいぶ希薄です。

あくまでも働くのは自分のためで生活やキャリアのために働くという考えです。

あるコンビニで働いていた人が翌日から隣の違うコンビニで働いている事もあります。

これは同じような仕事で隣のコンビニの方が待遇が良かったのでしょう。

また、キャリアにしても履歴書に日系企業で半年働いた経験があります。

と胸を張って主張します。

こちらとしては半年働いただけで何を学べるのか疑問がありますが、

本人は経験ありと思っている事がポイントです。

本人の「出来ます」と「経験あります」という事にはどこまで出来るのか差があると思います。

日本では出来ますと返事をすると100点を期待しますが、

台湾では50点でも出来ますと答えます。

本人の「出来ます」「経験があります」はこちらの何点になるのか見極めが必要です。

就職の目的や本人の出来ることへの認識の差を確認する

自分の望んでいるものと合わないと思ったらすぐに離職してしまいます。

採用のミスマッチを防ぐ為にその人がどのような動機や目的で働きたいのかを確認しましょう。

また、本人が言う「出来ます」「経験があります」はこちらが望んでいるレベルの内容なのか認識を確認しましょう。

まとめ

日本と台湾

最近では国同士でもとても友好関係の身近な台湾。

隣国でありながらそれぞれの国民性や価値観がありますので日本人と一緒に仕事をするという事とは勝手が違います。

日本人にも台湾人にも「良いところ」「悪いところ」はあります。

価値観を共有してほしいという所があっても自分の考え方や感覚を押し付けるようなことは控えましょう。

こちらが敬意を持って接すれば相手も同じように接してくれます。

海外での生活や移住には少なからず色々と問題やストレスはあると思います。

それをしっかりと受け入れて良好な人間関係を構築してください。

最後まで読んで下さり有難う御座います。

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